〝ペリゴール産フォアグラのガナッシュ仕立て カンディンスキーへのオマージュ”
お昼のコースでご用意する冷前菜の一つのフォアグラです。
Hommage Kandinskyと銘打ったメニューはカンディンスキーの名画を
食べる感覚。フォアグラの本来持つ脂分を落として、ココナッツオイルの
優良な油分を補うことで、フォアグラの本来の味はそのままに、爽やかな
印象の仕上がりになっております。
〝野菜とサーモンマリネ クリームチーズとカラスミのソース”
たかがサーモン、されどサーモン。アスタキサンチンで色づいた
その身は綺麗な綺麗なサーモンピンクに染まっています。そんなサーモンを
無農薬野菜と一緒に食すればヘルシーな1品となります。
相性の良いハーブ、ディルで香りを付けて大根、胡瓜などと一緒に
クリームチーズから出来たとは思えないソースでいただきます。
どちらも春のMenu Vert の冷前菜でご用意しております。
お席にご案内してアペリティフが出ると先付けとして
アミューズ・グールが出て参ります。
意味合いとしてはこれから始まるコース料理へのプロローグとなる
とても大事な小さな1ディッシュです。
可愛くて一口で食べられるものが数種類あると楽しく感じます。
今週はフランスより届いたVeau de lait (乳飲み仔牛)の柔らかい
ミルキーなお肉をスチームして紫と黒の大根、シブレットを包みこみ
ピックを通して一口サイズにご用意してあります。(写真中央)
希少な素材だからこそ素材感を大切にシンプルに作ります。
シンプルかつ複雑なので、これから始まるお料理が益々楽しさを
増していきます。
シェフの熱い想いが込められた小さな一皿が、松濤レストランの
小さな巨人ことアミューズ・グールなのです。